2021/12/18 練習試合（5年生4年生）

本日はリトルキッカーズさんと8FCさんを迎えての練習試合。

このチーム、選手たちで勝つための新システムを試す機会ですが、果たしてうまくいくかどうか…。

また、チームに入ったばかりのひより、たいが、りょういちろうの3名も試合でどれだけ動けるか、楽しみです！

まずは一試合目、臨時でけいすけくんにセンターバックを任せて臨んだ試合。

目立ったのは、ゆうと・ともあきの両サイドハーフと、センターバックのけいすけでした！

しゅりがボールを持った瞬間、ゆうと・ともあきが攻め上がり、何度もパスを要求！

まだパスのタイミングが合わなかったり、しゅりがそれに気付けていなかったりもしましたが、例えパスが来なくても、また次のチャンスの時には何度も攻めあがるおかげで、相手が両サイドに釣られます。

結果的に、しゅりが余裕をもって顔を上げる時間ができたり、れんが中央でフリーになる瞬間を何度も作り、無事に初戦は勝利！

得点パターンこそしゅり→れんの黄金パターンでしたが、そこにサイドハーフが加わることで、より攻撃のパターンが増します！

けいすけも体を入れてのディフェンスが上手いのは前からですが、ボールを持った時の落ち着き方が増していました！

相手が目の前にまで詰めてくると、まだ慌てる時はあるのですが、少しでも距離があれば余裕をもって広いサイドへ展開、危なくなってもキーパーへのバックパスから組み立てなおすなど、センターバックとして正しい判断をし続けていました。

パスもスピードがあり、浮かない丁寧なパスが多く、人数ギリギリのこのチームでセンターバック、両サイドバック、両サイドハーフをポンと任せられるけいすけの存在は、指導する側からするとありがたすぎますね。

続いて二試合目、しゅり→れんのパターンだけでなく、サイドハーフ→れんのパターンを増やすために、サイドハーフを使うこと、サイドハーフの縦にれんが走ることを伝えて臨みました。

ゆうと、ともあき、ゆうのすけ、けいすけなど、これまでのサイドハーフは足元でパスをもらった時のプレーが課題で、しゅりやれんのパスをもらう動きが遅れた時に、1対1で打開できずに攻撃が止まってしまい、悩んだ末に中途半端な弱いパスを出して取られるシーンが目立っていました。

なので、サイドハーフの前にれんが走り込み、しゅり→サイドハーフに展開、サイドハーフ→れんにスルーパスという流れを作るため、しゅりに広いサイドへの展開、れんにはサイドに流れる動きを意識させました。

この試合ではそれぞれが言われたことをやろうとするものの、まだタイミングがずれたり、悩みながらプレーしていたりとぎこちなさが目立ちましたが、第三、四試合目になるにつれ徐々に流れがスムーズになり、何度もチャンスを作り出せていました。

守備ではひよりが素晴らしく、ほぼ初の実戦でありながら、遥かに背が高い相手にも恐れずに距離を詰めていました！

トラップの瞬間を狙ったり、体を入れてボールを奪い、その後も顔を上げて仲間を探してパスを出すなど、精度はまだ低くてもやろうとしていることは他の選手と同じレベルのものを目指していましたね。

なにより、ディフェンスラインの目安としてけいすけと同じ高さに並んで、の一言で完璧に理解し、何度も首を振ってラインを確かめ、相手を捕まえているのは頭がいいというレベルを超えている気がします……。

その後、三試合目と四試合目ではPKの練習をしたのですが、なぜか普段あれだけボールを蹴れない選手たちがPKだと勢いのあるシュートを高めに何度も打っていて、なぜロングボールが蹴れないのにPKは蹴れるのか……謎が深まりました笑

とはいえ、なによりも特筆すべきはたいらの成長です！

前回の試合で、キーパーのミスから失点する機会が目立ち、実は選手からもキーパーを代えてほしいという声が出ていて、たいら自身もそれに気付いてかやめようか悩んでいた時期もありました……。

実際にはキーパーとの1対1を何度も作らせてしまうチーム全体の未熟さが原因なのですが、真正面のボールでも試合になると緊張してか、やはり手が出ない……。

なので、相手にシュートを打たせたら終わるという前提で、とにかくペナルティエリアの外に出て、ディフェンスの裏に抜けたボールはすべてキーパーが処理するという方法を伝えました。

一試合目は出るか出ないか、どこまで出ていいのか悩みながらプレーしていましたが、根気よく伝え続けた結果、二試合目で何度か前に飛び出してピンチになる前にボールを蹴ってしまう、というシーンが数本ありました。

すると、そこで自信を掴んだのか、3試合目以降はセンターラインまで飛び出す、自陣コーナーに出されたスルーパスを相手フォワードより先にキーパーがクリアするなど、果敢な飛び出しが目立つように！

ペナルティエリア外で待機できるようになったため、サイドバックばボールを持った時に、キーパーへ下げて逆サイドへ展開するなど、ビルドアップへの参加もできるようになりました！

さらには、今までなら手が出ずに見送ってしまっていた位置へのシュートにも、しっかりと反応して手を出し止めたあと、こぼれ球にもすぐに詰めて手で確保するなど、本当に目覚ましい成長ぶりを見せてくれました！

選手たちも口々に「たいらすげぇ！」と言っていましたし、PKのキーパーも「たいらに任せたい！」と自分たちから言い出すなど、今日のたいらはガッチリ仲間からの信頼を勝ち取っていましたね！

あとは、これが今日だけに終わらず常にできるようになれば、裏へのボールをキーパーが処理してくれるので、その分サイドバックやセンターバックの攻撃参加する余裕が生まれて、よりパスが回りやすくなるはずです。

今日のMVPは、文句なしでたいらですね！

練習への参加も頻度も増え、努力すれば必ず成長できるという実感を掴んだはずなので、最高学年に向けてさらにレベルアップしていきましょう！

リトルキッカーズさん、8FCさん、本日は練習試合にお越しいただきまして、ありがとうございました！

保護者、スタッフの皆さん、設営や運営へのご協力ありがとうございました。